2024年11月のテキスト②より

 最近は朝食を済ませるとセルフタイマーを30分セットして休みます。そのときヨウムの金太郎を部屋に出しているのですが、いつもは足を噛んだりして起こされるのですが「金太郎!今からネルヨ」と言っておくと静かにしてくれます。昼も夕方も同じ感じなのですが、年齢のせいもあり私にとっては「脳を休める」のが大きなことと思っています。疲れすぎたり膝の痛みが大きいときは熟睡できません。
 いろんな悩み事、特に人が絡むときは、不眠気味になり、悪循環で体力も気力も萎えてくるものです。そういう時は何もしないで食べて寝るしかないですね。
 昔、私の内弟子だった村山聖九段は、緊張のあまり奨励会の前夜は全く眠れずに過ごしていました。深夜や明け方に「大丈夫か」と聞くと「いつものことですから」と言う返事でした。村山君は3連勝なら当たり前、2勝1敗はとっても辛そうでした。1勝2敗や3連敗は記憶にないですね。病気を抱えて人よりも自分の生きる時間は少ないことを身をもって悟っているようでした。私は病気のことも将棋のことも一切同情しないと決めていたので、距離を置いて接していた気がします。勝負の結果は自分で背負うもので、代わりはあり得ないからです。もっとも村山君を基準にすると、どの弟子も心もとないので、人それぞれの与えられた環境で最善を尽くすのがいいのだと今では思っています。村山君は名人になって早く引退したいと本気で思っていました。「それからはどうするのか」と問うと「子どもに将棋を一杯教えたいです」という言葉だったので驚いたことがあります。
 森七段将棋教室の檜田深風君が「滋賀少年王座戦B級優勝」京都新聞で観戦記に出ていますので。ご覧ください。観戦記は私の弟弟子の野間六段です。檜田君は仁和寺の「子ども竜王戦京都A級」でも優勝しています。おめでとう!うれしい活躍です。

☆新年からのNEWコース 「森信雄七段上達コース」募集します
  開講日 2025年1月19日(日)14:00~17:00 3時間  
 参加費 4000円 定員6名
 申し込み締め切り 12月10日

〈 申し込み制ですが、参加希望が多い場合は審査して決めます。〉
①初段を目指す子ども②有段者で四、五段を目指す子ども対象の「上達コース」です。日程は第2、3日曜日の午後が予定ですが、少人数制なので普通の教室コースとは別枠にします。
※参加の審査基準は「真摯に将棋に向き合う」「静かに集中できる子」に限ります。様子を見て、月2回も考えています。
内容=今まで培ってきた森七段の上達法を厳しくしっかり教えるコースにします。

★教室の連絡網としてライン登録をお願いしていますが、まだの方は是非お願いします。
出欠や振替にも便利です。

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