夏休みも終わり新学期が始まっていますが、残暑が厳しいので、平常に学校に向き合うには時間がかかりそうですね。私は一目散に学校から帰って将棋をやっていたので、ひとりで図書館に通ったり詰将棋を解いたり作ったりして篭もるのが好きでした。
将棋は一人で自分に向き合うのが基本のゲームなので、強くなるのも自分、負けて悔しいのも自分一人、それがしみついています。プロになる修業時代に「将棋は恥をかかないと強くならない」「将棋は頭のてっぺんから爪先まで使って指すもの」と言われました。頭でっかちで小手先ではだめで、全身全霊で向き合うことと言う意味です。教室の子ども達には聞きなれない言葉ですが、「気持ちを込めて将棋を指す」ことは通じるものがあると思います。
子ども教室出身の深井泰真君が奨励会に入会しました。研修会のA2、小学生倉敷王将戦優勝で奨励会の一次試験免除でしたが、二次試験は3連敗で負け、その数日後に研修会4連勝で入会と言う派手な?デビューですが、昨年入会の子ども教室出身の辻河悠久6級、原口孝成5級とともに応援して下さい。
門下の山下数毅三段は三段リーグ13勝3敗で最終を迎えますが、上位陣がハイレベルのために連勝しても厳しい状況です。
弟子に係ると1勝の重みを感じる日々ですが、結果は常に受け入れてから向き合う心の強さが必要ですね。勝ちたい気持ちは皮肉にもたいていマイナスに左右しますが、勝ってほしいは人情ですね…
お知らせとご協力のお願い
「第28回森信雄七段杯争奪将棋大会」のご案内 2023年9月18日(月祝)10時開会 Aクラス=二段以上 Bクラス=3級~初段 Cクラス=4級以下 女性クラス=級位者 料金2500円 ピピア会員2300円 お願い=今回はクラス別の定員ワクはないので、子ども教室からの参加を特にお願いします。 ※申し込みは私宛でも可能です |