2023年5月のテキスト①より

 今の季節は一日の中でも温度差があり服装にも迷う季節ですね。私は昔から一シーズン遅れて着るのでたまに外出の際に困ることもあります。すべてにマイペースなのか、単に服装感度が鈍いのか半々でしょうか。
 将棋は継続して取り組むのがある程度必要なジャンルなので、即効的に上達を期待するのは早すぎるのではと思います。急いで実るものは急いで枯れてしまう…もちろん結果も大事ですが、将棋に向き合う日常のサイクルが大切という見方です。

 将棋教室の子ども達は、勝ち負けに左右され始めると思考が単調化して、大体はいい方向には向きません。将棋を指すこと自体を楽しむのが理想ですが、いつまでも上達しないと焦ったり嫌気がさしたりするのも分かります。その辺のコントロールが指導者の出番と思います。
 教室では将棋の世界に浸って、脳を鍛えながら楽しく指すようになってほしいのが私の願いです。指導対局で子どもたちと接していると、「ここで少し勇気を出して、守るのでなく攻めればいいのに」そう思うことが多いですね。
 将棋用語で「手抜き」があります。手を抜くのは横着するのでなくて、終盤戦で「受けないで攻める手を考える」と言う意味です。大局観を観ながら勝負に出る判断をする、実人生でも使えそうですね?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次